友禅小物から作家作品きものまで揃う、加賀友禅の店「ゑり華」

ジローラモさんが嬉しいこと言ってくれました。

2007/9/30
店主の独り言

 ちょい不良(ワル)オヤジで一躍有名になってしまった、ジローラモさんが25日、金沢ケーブルテレビネット開局十五年記念「リビングかなざわおしゃれセミナー」で講演されました。場所は金沢エクセルホテル東急。

 これに、きもの華や加賀店のお客様お二人と高瀬店長が参加。もちろんきものde!
 大勢の方が来場していたそうですが(店主は当然不参加!)、きもの姿はこの3人の他に2名だけだったそうです。
そんな中で、ジローラモさんの楽しいお話は盛り上がるのですが、イタリア人の彼は当然自国のファッションを語る訳ですが、前の方に陣取った3人娘(一部)と目が合ったのか、「日本人はもっと着物文化を大事にして下さい。」「きものはとっても素敵ですよ。」と言って下さったそうです。「きゃー!」天にも昇る心持とはこのこと。講演終了後も出口で待ち構えてこの記念撮影となったそうで、彼もまんざら悪い気はしなかったのでしょうね、快く受けてくれたそうです。ちなみに店長曰くジローラモさんのお尻はとても小さくキュートだったそうです。  どーでもイイデスヨ・・・

すごい半纏(はんてん)が展示されています。


加賀染織保存会

 金沢卯辰山工芸工房での特別展「染織にみる技と美‐加賀の友禅染・粋で華やかな江戸時代のファッション‐」に出品されています。
花岡コレクション所蔵品の中に、普段は石川県立美術館(以下県美)にて保管されているものが2点あります。その内の1点がこのチラシのポスターにもなっている半纏です。
 今回、県美の改装休館ということもあって、特別展に出品いたしました。
重厚さといい、迫力といい、これは藩政時代の逸品中の逸品です。でなければ県美がわざわざ預かりません。それだけ貴重なものであるという裏づけでもあるのです。一見の価値有です。彩色は顔料使い、鳳凰と麒麟の目にはなんと象嵌がはめられています。しかしながら誰が何の為に着たものか全く解っていません。おそらく殿様に近い位の人物が特別の式典か行事の為に着用したものと思われます。店主の私見ですが、今で言う、お正月の出初式に市長さんが消防隊に向かって訓示している時の衣装に思えるのですが・・・
 その他にも当花岡コレクションから選りすぐりの9点が出品されています。もちろん県美所蔵の素晴らしいお宝染織品も多数展示されていて見ごたえ満点です。ぜひ、きものを着てお友達とご覧になって下さい。
 タテマチ本店には少しですが、無料招待券もご用意しています。先着で差し上げます。「このホームページを見た!」と言って下さい。 10月29日まで開催。

 

金沢卯辰山工芸工房

上田外茂治さんの作品が染め上がりました。


店主の独り言

 図案から、細かく注文をお願いしていました桜の柄の訪問着がようやく染め上がりました。 白生地に写した青花(あおばな:下図を写す際に使う、水で流れる青い色素のこと。細い細い筆で図案を写す)の状態でもかなり細かい注文を入れたにもかかわらず、私の想いを汲んで下さった先生に感謝感謝です。
悉皆(しっかい:染め上がるまでの多くの工程をつかさどる職方、又はその仕事)をしてくれた染屋さんの間でも着るととても良いね!と褒めてくださいました。
 
 加賀友禅の場合、作家さんの落款(らっかん:自分が図案から染までしました、という証明の印)が下前の袵(おくみ)に入ります。最近では袖の裾の内側の残布部分に、加賀染振興組合の証紙に作家名、題名、糸目糊置きした人、地染めをした人の名前が入っています。
 番号からメーカー問屋さんもわかります。しかしながら、注文をつけた私の名前はどこにもありません。当たり前のことですが・・・

 最近、ご遠方からみえるお客様の声でよく聞くのは「こんな加賀友禅もあるんですね!」「ちょっと違いますね。」「着るとまた、素敵!」などなどです。
 少々自慢めいた話しになってしまいましたが、要は店主がプロデュースした加賀友禅は当然違うということです。好きか嫌いかはお客様の好みですから、解りません。当店では「ゑり華好み」ということで店主が図案を変えて頂いたり、地色を変えたりしているだけなのです。
 ベンツ車専門に改造を施している「AMG」みたいなものでしょうか?ちょっと違うかな?

 10年以上前の話ですが、横浜高島屋さんに加賀友禅を卸させていただいた時期がありました。その際、値札は当然高島屋さんの越後札(えちごふだ:呉服専用の紙製で先をこよりにした値札)にしなければなりません。しかし、呉服部の方は「ゑり華の値札でいいですよ。」「加賀友禅のブランドなんだから。」という言葉を頂きました。有難い事だなと感動しました。

 「ゑり華好み」は衣桁(いこう:着物を広げた状態でみせるための陳列器具)に掛けた見栄えも大切ですが、それよりも着られた時に素敵になることを大切にしています。
 まさに、今回の作品は着て素敵!掛けても素敵で立派になりました。そして、さりげない柄ですが、大作です。袋帯によって、重く豪華にもおしゃれにもなる素晴らしい着物です。
 上田さんとはお同じ地色では染めないというお約束を頂いています。せっかくの一枚だから。とっておきの加賀友禅だから。店主の想いです。

 上田外茂治さん、ありがとうございました。


桜の柄の部分を細かくぼかし染で地色を変えています。


後身頃裾の部分。温かみのある上品なきものになりました。

麝香猫(じゃこうねこ)と視線が逢って・・・

2007/9/29
店主の独り言

 青山・ゑり華で「きものサロン冬号」の企画の打ち合わせをしました。とっておきのこの1枚は加賀友禅ということで、当店の加賀友禅訪問着が何点か紹介されます。お楽しみに。

 六本木に宿を取っていたので、次の日は東京ミッドタウンに行ってきました。お目当てはサントリー美術館。当店会長のコレクションから加賀のれんがこの世で初めて陽の目を見たのがサントリー美術館でした。36年前のことですから場所も違いますし、時代も違います。また、こんな素晴らしい美術館で多くの方に見ていただける機会があれば嬉しいなと、美術館の方にもお願いしてまいりました。

 館内では「BIOMBO/屏風 日本の美」という開館記念の特別展が10月21日まで開催されています。さすがに見ごたえのある内容です。海外に渡った里帰りの作品は滅多に見ることの出来ないものばかりです。
 その中でも店主は麝香猫の再会に目が留まりました。もともと対になっていたものが、一つは海外に、一つはサントリー美術館所蔵ということで、なんと百何十年ぶりかで雌雄の麝香猫が再会したのでした。並べるとちゃんと視線が逢うんです。 ところで・・・

 その視線を確かめていると、素敵な若い女性と目が逢ってしまいました。
 「素敵ですね。」と微笑みながらその女性。
 「本当に視線が逢っているんですね。」と私。
 「いえ、きもの姿が・・・」
 「え? あ、ありがとうございます・・・」

 視線をなんとなく感じてはいたのですが、まさか店主のきもの姿を見ていらしたとは・・・
きものの袂(たもと)に入れた「金沢の香り」のせいだったのかな?  
いえいえ、麝香の仕業だったのでしょう。

 とか何とか思いながら、また、きもの姿でいい想いをしてしまった店主でした。


かなり大きな屏風ですが、しっかり目と目が合っているんです。

志田家の愛犬「ムク」です。

2007/9/20
店主の独り言

みなさん、はじめまして。ムクです。今日は金沢からゑり華の会長さん社長さんそして女将さんまで着てくれました。何でも家の弘子お母さんのデザインした手拭がたいそう人気で追加の注文をしたらしく、わざわざ持ってきてくれたそうです。
 この小屋は私の家ではなく、志田家のゲストハウスで、ご主人様が土台からすべて自分で作ったものです。木彫もするけど、大工もするんです。すごいでしょ。
ムクはここが好きでいつもゴロゴロしてます。


 とにかく、今日も暑い。九月も半ば過ぎだというのに...


 何見てんの? なにか変?


 掻きにくそうに見える? しかたないでしょ。


 こんなんだもの。


 中で記念撮影ですか?後に架かっているのは、お母さんが染めた花嫁のれん。七尾の一本杉商店街の花嫁のれん展でも展示されました。


 えっ?ムクの座り方へん?   あっ!後から撮らないで! この座り方だと、お腹も冷ややかで気持ちが良いんだもん。


 ご主人様も交えて再度記念写真ですね。やっとかまってもらえそう。ちょっと背が高い若いお兄さんは家の次女さんの旦那さんです。二人とも輪島塗の作家さんで職人さん。伝統工芸展にも入選しています。すごいでしょ。


 家の「家族展」は来週の26日までやってますから、またお暇があったら見てやって下さい。ムクはゴロゴロしてますけどね。 
 ゑり華の社長さんも言ってたよ「一人一人すごいね、とても楽しかった!」、「ムクがとっても可愛い!」だって。


 じゃあ、今日はこの辺で。ムクでした。

たくさんの人に見てもらいたいね。

2007/9/11
加賀染織工芸サロン&館

 今日は会長・女将をつれて加賀店に行きました。コレクションの主でもある会長は立派に展示された自分のコレクションに大層満足のご様子。来館者の方に熱心に説明していました。直接聞かれた方は幸せだと思います。
 きもの華やとの間に仕切りがしっかりあるので、時間を忘れてゆっくりご覧になれるのもよいところですが、JRやバスの待ち時間だけの方は、乗り遅れないようにご注意下さい。
 館内では会長が25年前に出演した「徹子の部屋」をビデオで上映しています。コレクションを集める苦労話を交えながら「花嫁のれん」を紹介しています。若かりし会長を見て、女将は「いい男ね~」と懐かしむようにつぶやいておりました。ビデオを見るにつけ長寿番組であることと、以前は芸能人以外の人も出演していたんだと再認識するのでした。
 ちなみに今日の女将の着物姿は、ちょっと変わった大島紬と真綿で織った名古屋帯にしゃれた真珠の帯留めでした。今日は二人で片山津温泉にお泊り。「旅行着は大島紬に限ります。」とご来店のお客様にもお話していました。店主はいつもの「めんちり」です。

時代子供の着物展 PartⅠ~渋可愛い、夏ものを集めて~

2007/9/7
加賀染織工芸サロン&館


 ご存知ですか?日本で平均寿命15歳という時代があったことを。
信じられないことですが、江戸時代に疫病が流行し、子供が生まれて間も無く死んでいった時代、そんな寿命になったんです。
 そんな時代があったからこそ、子供の成長を願い、ここまで贅沢な誂え(注文制作)をして子供に着せたのも頷けます。
 PartⅠということはPartⅡがあるということ。次回は祝い着を特集します。現代のように鮮やかでカラフルな色使いはありません。とっても渋いものばかり。それでも可愛いから不思議です。
 以前、セサミという子供服の雑誌に花岡コレクションが特集されました。子供さんのモデルにあの石田節子さんがコーディネートしてとっても素敵に着せてくれました。何とも渋く可愛いのです。
 当たり前に大きく育つ今の時代では、節目節目にその成長を祝うこんな感覚も薄れつつあるのでしょうか?「命」というものの尊さを教えてくれる子供の着物です。
 
 金沢会場:9月28日(金)まで 金沢市タテマチ ゑり華内 加賀染織工芸サロンにて
 加賀会場:10月1日~28日  JR加賀温泉駅並び 加賀染織工芸館にて

 

志田弘子さんからのお便り~家族展のご案内


店主の独り言

 以前から計画は聞いておりました、加賀友禅作家の志田弘子さんの「家族展」がいよいよ始まります。
当店でも個展やオリジナル手拭のデザインをしていただいたりと、ファンも多い志田弘子さん。大変謙虚な方でピュアそのものです。先生と呼ぶと叱られます。皆さん気をつけてください。
 ご主人、お子さん皆工芸の道に入られて工芸一家です。そんなご家族の作品展を田鶴浜のご自宅で開催されます。ちょっと遠いですが、秋のドライブがてらお出かけ下さい。ほのぼのと心なごむひと時が過ごせることを店主が保障いたします。店主も楽しみにしています。ぜひ、当店会長、女将を連れて見に行きたいと思います。実は、志田さんは会長、女将の大ファンなんです。金沢に出てこられると必ず会いに来て下さいます。
 志田さんに染めてもらった作品も少なくなってきたのでまた、お願いしたいと思っている店主です。

加賀店のスタッフです。

2007/9/2
店舗情報/きもの華や加賀店

気持ちも新たに、スタッフの写真を撮りました。お店を背景に外でこうして撮れるのも独立店舗ならではですね。
 左から山岸、高瀬店長、店主、岡田、野田、今津です。ご贔屓の程、よろしくお願いいたします。
 
 追伸 : 今津は平成20年3月で退職いたしました。ご贔屓ありがとうございました。

夕暮れの加賀店

2007/9/1
店舗情報/きもの華や加賀店

記録ずくめの暑さの8月も終わり、9月に入って、ようやく涼しくなって来ました。そんな訳で(?)新しい加賀店は夕暮れも素敵です。くっきりと浮かび上がるお店にうっとりと写真を撮ってしまいました。店内では時代風呂敷を展示しています。金沢・本店でご覧になれなかった方はぜひ、加賀温泉駅まで足を伸ばして下さい。

加賀友禅の店 ゑり華