友禅小物から作家作品きものまで揃う、加賀友禅の店「ゑり華」

お嫁入りにつくった着物が・・・

2006/12/28
店主の独り言

 今日は中学校時代の同級生が着物と帯を持って、ご来店。聞けば私が大学を卒業して、京都へ修行へ行っていた頃に当店でつくったもの。うかつにも私は知りませんでした。よくぞお問い合わせ頂けたと、もうそれだけで有難いことです。さらに聞けば、息子さんの入学式で着たいけれど、体型が当時よりもかなり豊かになって、とても着れないとのことで持ち込まれました。
 着物は付け下と色無地、名古屋帯。当店の自慢になるかも知れないけれど、今着ても全然大丈夫なもの。ただ、この帯を合わせるのはちょっとムリがあるかも。というものでした。さっそく若女将が和装ブラなどで簡単に補正して着装してもらったところ、アラ不思議、大丈夫じゃないですか。腰回りだけ身幅を出すことにして、袋帯をちょっと可愛く、素敵にコーディネートしました。中学時代の同級生の消息や同窓会の企画など懐かしい思い出話に華が咲いてましたが、こんなお悩みを抱えている方が結構いらっしゃるんだなあと思う店主でした。とにかく当店のお買上の如何にかかわらず「どうにかならんけ?」とお持ち込みのうえご相談下さい。

佐賀のがばい爺&婆人形展を開催


イベント告知

 昔懐かしい風景の記憶を、ほのぼのとした温もりある人形たちが思い起こさせます。

モノの無かった時代には家族や近所の温もりがたくさんありました。物質的には豊かになった現代社会は逆に大切なものを無くした様に思います。心の疲れを癒す、懐かしさや、郷愁を爺&婆が記憶の奥から蘇らせます。祖母や母たちが着ていた「きもの」や幼い頃の遊んでいた時代を思い出していただけたら幸いです。

 タイトル  佐賀のがばい爺&婆人形展

 と き   1月2日~8日 期間中の休みはありません
 
 ところ   加賀染織工芸サロン  

 金沢会場  加賀友禅の店 ゑり華 タテマチ本店内 
   
 加賀会場  アビオシティ加賀 きもの華や 加賀店内
 
 展示内容 佐賀県内の名所・旧跡24シーン

        人形60体 (非売品)

 入場無料

 併催   九州の染織紀行展 
       (九州圏内で染織工芸品の即売会) 

年末年始の営業について

2006/12/26
店舗情報

ゑり華 金沢タテマチ本店 年末:12月27日(水)は営業
                    12月31日(日)は休業
                 年始:1月1日(祝)は休業
                     1月2日(火)より営業
                     1月3日(水)は営業

きもの華や 加賀店      年末年始 休まず営業

百番街 華や kanazawa   年末年始 休まず営業
                         

今日も素敵にコーディネート

2006/12/24
店主の独り言

 お客様がお手持ちの袋帯4本を持ってのご来店。その内1本はまだ一度も締めていない金地のフォーマル用の帯でした。使えない帯と、諦めていたようでした。たまたま、気になっていた加工着尺(普通小紋とひとくくりされてしまっている柄合わせのない着物の中でも手加工の上質のもの)にも合わせて見ました。
 普段では出来ない組み合わせも、場面によってはとても活きる事があります。ところが、先入観で金地の帯だと完璧にフォーマルにしか締めれないと思い込んでいる方もいらっしゃるんですね。これまた、柄がたまたまおしゃれだったこともあるかも知れませんが、その加工着尺にとても良く合いました。そして以前当店でお求めになったおしゃれなビロードの帯もピッタリ、しかも金地のものとは全く違う雰囲気で合ったんです。お客様もニッコリですね。
 単にのせても合うものではないのですが、実は小物次第でならないものもなってしまうコツがあります。口ではうまく言えないので、やっぱりコツなんですね。私もコーディネートのパターンが増えて嬉ですし、何よりもすごい得をした気分のお客様の笑顔が印象的でした。

堀夏奈子さんのManner is Love.リリースライブ

2006/12/23
店主の独り言


 JAZZシンガーの堀夏奈子さんが、新曲リリースとクリスマスライヴを金沢・片町ライブハウス・ケントスで行われました。金沢ナンバーイメージソング「Manner is Love.」は彼女の作詞・作曲です。アップテンポでノリのいい曲です。ぜひ、皆さん聞いて、覚えて、どんどんリクエストしましょう。
 実は彼女とは小学校からの同級生で、その才能は当時から目を見張るものがありました。いつの間にか、もんた&ブラザーズのドラマー、マーティ・ブレイシーと結婚していてプロのミュージシャンになっていたんです。すごいですね。
 そして、実は実は、なんとこのステージに若女将(店主の奥さん)も立ってしまったんです。バックコーラス隊の一員として!若女将は堀さんのヴォーカルレッスンを受けているんです。発売されたCDのカップリング曲の「故郷 My Home Town」英詩ゴスペルバージョンのコーラスにも入っています。つまりCDデビューしちゃったんです。もうびっくりです。
 ライブのほうはAIさんのバックミュージシャンにもなっているメンバーがもうノリノリのディスコメロディーを演奏したりで大いに盛り上がりました。私はとにかく終わってほっとしました。

かわいいウリ坊と猪の手拭が出来ました

2006/12/22
商品情報


 ゑり華、華やのオリジナル手拭は開店以来、梨園染の注染です。両面が染まる昔ながらの独特の染色方法です。最近はプリント染が多くなっていますが、味わい深い注染が好きですね。生地は「特岡」という晒し木綿の生地で一番良いものを使っています。今回はクレヤーという薄い色を下地に焦げ茶で染めています。とてもおしゃれになりました。
 来年の干支は戌から亥。しましまのウリ坊を親猪が守るように伴走している図柄です。一糸乱れず同じ方向に走っています。目標に向かって進む彼らに見習いたいものです。
 私は気が多くて、余所見ばかりしてしまいます。いろんなことが気になってしまうんですね。車の運転も同じです。猪さんに習って、脇見せずにまっすぐ前向きを心がけたいものです。バックミラーを見ることも大切ですよね。やっぱり回りに気を配りながらでしょうか?

亥年(いいとし)初売きもの初め

2006/12/20
イベント告知

2007年1月2日(火)~9日(火) (3日水曜日は営業致します)
  
新しい年の初めに、しゃきっと着物で気持ちも新たに。
楽しいことた~くさんご用意してお待ち申し上げます!

 「猪突猛進華袋」 ~中身が見える福袋~
    1万円・・・・和装小物福袋
             可愛いもの便利なもの、あれこれいっぱい詰めました。
    5万円・・・・おしゃれアイテム福袋
             ステキに着こなすための名脇役たち。
    10万円・・・おでかけ着福袋
             気張らず気取らず、ちょっとおでかけの時の着物。
    50万円・・・加賀友禅福袋
             友禅作家さんの心のこもった着物と帯。
    100万円・・人間国宝袋帯
             人間国宝、羽田登喜男さんの訪問着と北村武資さんの袋帯。
   どれもこれもゑり華厳選の品をど~んと福袋に入れました。
   中身が見えるから安心!見立て替えも自由です。
   話のネタにちょっと覗きにいらして下さい。
   
期間中ご来店のお客様には、縁起の良い石浦神社おみくじ付き「干支タオル」プレゼント!
今年の干支いのししの土鈴が丁寧に刺繍された高級感あふれるタオルです。         
     
     

     

国際交流サロン 心をつつむ布~時代加賀袱紗と加賀風呂敷展


加賀染織保存会

期 間 : 平成19年1月4日(木)~1月14日(日)
        10:00~18:00 
        月曜定休、金・土は20:00閉場

場 所 : 石川県国際交流サロン 
       〒920-0962 金沢市広坂1-8-14 
       石亭さん隣、偉人館前
       TEL 076-223-8696 FAX 076-223-8685 

2回目となる加賀染織保存会、新春特別企画です。 花岡慎一(ゑり華会長)が収集した江戸時代末期から昭和初期までの袱紗、風呂敷は400点に上ります。加賀に伝わる目出度さのデザイン。袱紗にみる精微な刺繍の技。風呂敷にみる大胆な構図と藍の色。新年を飾るにふわさわし華やかさと、福々しさが漂う、特別展です。今回は、袱紗25点、風呂敷31点を一挙公開いたします。

時代夜着展 


加賀染織工芸サロン&館

【金沢会場:ゑり華 タテマチ本店1F】
12月1日~29日(水曜定休)
【加賀会場:きもの華や 加賀アビオシティ2F】
1月1日~27日
夜着は着物の形をした布団です。今回は筒描きで表現した大胆な「松竹梅」の柄を集めての展示です。良い夢を見て欲しいと願いを込めた松竹梅。おそらく客人用に使われたものと思われます。筒描きは他に風呂敷、のれんなど多く見られますが、この夜着が一番大胆で迫力があります。勢いのある筒糊の技をご堪能下さい。

京都・顔見世、勘三郎襲名披露に感動


きものdeさんぽ

吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎 十八代目中村勘三郎襲名披露。
もう、これだけでわくわくしてしまいますよね。昨年の四代目坂田藤十郎襲名披露も素晴らしい舞台でした。今年は、さらに人気の役者さんとあって、チケット入手も大変でしたが、お客様と楽しく観ることができました。ありがたいことです。夜の部では口上があり、いろんなご縁、ご恩を大切にされてこの梨園(歌舞伎界)も成り立っていることが理解できました。わずか11歳の清水大希くんが勘三郎さんの部屋子になっての、二代目中村鶴松。この子の将来も楽しみですね。聞けば、天才子役として十分名も知れているとのこと。部屋子という、この世界の英才教育制度でさらに一流となっていくのでしょうね。厳しい世界の中で、彼は本当に好きで舞台に立っていることを誰もが感じるオーラを出しています。本物だなと感心しながらの今年の顔見世でした。 

あってはならないことが・・・

2006/12/18
店主の独り言

お客様の大切なお着物に、無断ではさみを入れてしまいました。袖詰めの加工を依頼され、安易に仕立て屋さんにまわしてしまったのです。切らずに詰めることを明記せずに・・・担当者、受付者、加工先いずれも問題が無い訳ではありません。しかし、一番の落ち度は会社として、このような取り返しのつかない加工に対して、より慎重に、確認を重ねながらことを進めていくことを実行できていなかったということです。確認をしながら進めないと、大変なことになるということです。過去にも、大変な過ちを犯していますが、生かされず別のパターンで起こってしまったことが、とても悔しくてなりません。お客様には謝って済む問題ではありません。今後、誠心誠意尽くすしかありません。様々な問題は日常の中で常に起こっています。そんな問題に正面から向き合って、対応や解決をしていこうとする姿勢は、スタッフの中に定着してきました。うやむやにせず、私も日々勉強しながら対応の改善をしていく新たな決意をしました。

着られる教室第5期生の終了

2006/12/13
イベント報告

名古屋帯までが一人で結べる、着られる教室の第5期生が本日、全過程を終了しました。不安げな修了生に、「後はどんどん着て馴れてください。」とお声がけしました。着ていくなかで、着こなし、寸法の加減、立ち居振る舞い、コーディネートなど少しずつ素敵になっていきます。人に見られることもとても良い刺激になりますし、励みになります。何よりも着ているだけで、褒めてくれたり、教えてくたり、もらったりで楽しくなって、はまったりします。英会話教室と同じですね。使わないと、話せない。着ないと着れなくなってしまいます。あまり大事タンスにしまっておくと、きものに「お」が付いてしまいます。おきものは置物に!きもの好きの方は皆、同じ経験をして素敵になっています。だから、分かるんです。やさしい目で見守ってくださいます。少々の乱れや、ゆがみは全然かまいません。何よりも着てくれたことに敬意と感謝の念を思うのです。

7年前の白の長襦袢が黄ばんで・・・

2006/12/11
店主の独り言

本店で7年前にご購入いただいたお客様から大切なお問い合わせがありました。本物の絹だからこそ、ウルム(黄ばむ)ことは当然あるわけですが、最近の白襦袢は黄変防止加工が施されており、黄ばみにくくなっています。保存方法によって、タンスのある位置や湿度の関係で黄ばみが早くくることがあります。いずれにしても、お客様のご心配に対して、店の対応は「こうなるかもしれませんね。」ではなく、「一度お預かりして調べてみます。」というお返事をするべきであったと、反省しています。分からないこと、知らないことが多くなる中でお客様に教えていただきながらの毎日です。

きものdeパーティー瞬く間の3時間でした

2006/12/10
きものdeさんぽ

皆さんとても素敵な着こなしで、楽しんでくださいました。わたしもサンタと記念撮影してしまいました。

NPO活動の時は私は、社長ではなく支部長さんになります。ドレスコードはきもの(当たり前!)、テーマはクリスマスと忘年会。私も柊の葉の押絵背守り紋を羽織に付けて、クリスマスバージョンに。サンタやリースの帯を締めている人、グリーンと赤を帯締め帯揚、その他の小物で表現している人。本当、ちょっとした工夫で十分演出できるんですね。素敵な写真をプロの池田さんに沢山撮ってもらいました。お店のほうで写真展をしたいと思います。

右近☆左近のステージにもみなうっとり。飛び入りの堀夏奈子さんが金沢ナンバーとマナー向上イメージソング「Manner is Love.」を発売前に特別に熱唱。大いに盛り上がりました。私が一番嬉しかったのは、豪華さを競うものではなく、皆さん個性を活かした素敵な着こなしをされていたこと。テーブルごとにステージにあがって、皆さんにその姿を見てもらいました。特に母の・・・祖母の・・・というように受け継いだきものを大切にしてくださっている方のコメントはとても皆を和ませて良いものでした。はにかみながらもチョットポーズ!がとても可愛い本日の参加者でした。最後に皆で持ち寄ったプレゼント交換でお開きとなりました。

木村州宏さんの手拭展


店主の独り言

木村州宏さんは私がまだ中学生の頃、ゑり華が開店して間もない昭和48、9年ごろからのお付き合いの友禅師さんです。父から友禅のいろはを教えてもらったと、ご本人は言われますが、大変な努力家で何事にもまじめに、一生懸命取り組まれる方です。そんな木村さんが不治の病ALSにかかり、お仕事が出来ないとお聞きしたのが、今年の夏。よくよくお話を聞くと、ゑり華創業期に木村雨山さん(加賀友禅の人間国宝)の糸目糊を引いていただいた、恩義のある方でした。私が出来ることは、木村さんの原画を手拭にすることでした。そんなことがきっかけとなって、今回の手拭の図案展に発展しました。友禅のお仕事が出来なくなってしまった木村さんにとって、手拭画を指で描くことは生甲斐と新たな収入源となることでしょう。ぜひ、平成18年12月19日からの個展をご覧になってください。死を目の前にした人とはとても思えない、穏やかな作品です。

交流サロン
北陸中日新聞の記事

おひきずりの話 2

2006/12/6
店主の独り言


おひきずり制作に打ち込む加賀友禅模様師=下村栄三さん

おひきずりは一言で言うと、留袖の裾の長いきものです。黒のおひきずりはお正月の松の内(15日)まで着る、
特別な衣裳です。その後の1月までは色のおひきずりになりますが、現在はなかなかそこまでされていないようです。
金沢のおひきずりは京都に比べて裾は長いよいうです。着方も寸法も柄付けも違うので、お誂えは大変です。
しかし、友禅師さんにとっては一生に一度あるかどうかの大仕事。一つのステータスにもなるので腕を振るいます。
普段でも素敵な芸妓さんがお正月はおひきずりで更に艶やかになります。

お引きずりご存じですか?

2006/12/5
店主の独り言


おひきずり二分の一の着色図案

今、西の芸妓さんのおひきずりを誂(あつら)えています。来年1月4日のお披露目に向けて、最後の追い込みに向けて走っています。出来上がりがとても楽しみです。写真の図案をお茶屋さんのお母さんと注文主の芸妓さんにお見せします。最初はもっと小さい「小下絵」というスケッチ程度のものを何枚か書いて提案し、その中からこれというものを大きく描いて進行していきます。普通、図案は着色までしません。注文主さんが分かりやすいようにひと手間かけています。

加賀友禅の店 ゑり華